第8課 「給料は悪くないんだけどね」―感想― [聞き取り練習I] 雅子:ルミ子、新しい職場にもう慣れた? ルミ子:うん、慣れたといえば、慣れたのかもしんないけど、ま、まだ2ヶ月だから。 雅子:そうだよね。突然仕事やめるって言い出して、前の会社やめちゃったじゃない。 ルミ子:うん。 雅子:あの時は、やめたらって言ったものの、内心、言わなきゃよかったかなあって、実は、思ってたんだけどね。でも、すぐに仕事見つかってよかったね。 ルミ子:うん。あの時はありがとう。前の会社は、本当に、上司が最悪だったんだよね。仕事できないくせに、偉そうにしてるし。 雅子:そういうのって頭くるよね。毎日愚痴ばかりだったもんね。 ルミ子:うん。それだけじゃなくって、不景気でさあ、ボーナスも出なくなってたし。 雅子:ボーナスがないなんて、悲しすぎるよね。 ルミ子:うん。 雅子:で、今度のところはどうなの? ルミ子:うん。今のところは、いい感じ。みんな親切にしてくれるし、人間関係は文句なしってとこかな。 雅子:じゃ、会社、変わって正確だったね。 ルミ子:うん、やめようって決心して本当によかったよ。で、雅子んとこは、どうなの? 雅子:うち?うちは、相変わらず。 誠:ああ、疲れた。 香里:誠、さっきから、疲れた疲れたってそればっかり。久しぶりのデートなのに。 誠:だって、疲れてんだから、しかたないだろ。昨日も、日曜だっていうのに、朝から仕事だったし。 香里:そんなに疲れる仕事だったの? 誠:うん。昨日の引っ越しは、でっかい家具が多くって、んで、本が多くってさ、もう重くて重くてまいったよ。引っ越しの仕事はきついよ。 香里:でも、仕事って言っても別に毎日じゃないでしょ。お気楽なフリーターなんだから。 誠:だから、今、仕事探してるって。 香里:じゃ、いつになったら定職に就けるわけ?この調子じゃ、一緒に住めるのも遠い話よね。 誠:だから、今、探してるって言ってるだろ。 香里:だけど、こないだも、せっかく決まったCD屋さんの仕事、すぐけっちゃったでしょ。 誠:ああ。 香里:あの仕事、続ければよかったのに。 誠:ま、あそこは、俺も続けるべきだったかなあって思ってはいるんだけどさ。ま、で も店長が嫌な奴だったから。 香里:でも、そんな全部がいい職場なんてないんだ...
第7課 「中華のほうがいいんじゃない?」―提案― [聞き取り練習I] 夫:な、今年の夏休みなんだけどさ。 妻:うん。 夫:健を田舎で過ごさせようかなって思ってるんだけど。 妻:田舎って?誰んとこなの? 夫:ほら、夏休みに、田舎で1ヶ月ぐらいホームステイするっていうプログラムがあるだろ。あれなんか、どうかなって思ってさ。 妻:ええっ、ホームステイさせるの?1ヶ月も? 夫:うん。ほら、健は一人っ子だし、田舎だって行ったこともないだろ?自然に触れられるし、いい思い出になるんじゃないかなって思ってさ。 妻:ああ、そうね。男の子だし、もっとたくましく育ってほしいけどね。 夫:だろ? 妻:でも、まだちっちゃいし、大丈夫かな。 夫:もう、3年生だろ。大丈夫だよ。 妻:そうかな。でも、やっぱり心配よ。で、あなた、なんかいいプログラム知ってんの。 夫:うん、なんか、隣の課の川村さんが、息子さんをホームステイさせたことがあって、すごくよかったんだってさ。 妻:ふうん。 夫:すごくしっかりしてきたし、何でも自分でするようになったとか言ってたよ。積極的になったって。 妻:へえ、そうなの。じゃ、川村さんにもうちょっと詳しく聞いてきてよ。 夫:うん。じゃ、明日、聞いてみるよ。 妻:うん。 内藤:先輩、お疲れ様でした。無事終わりましたね。 清水:ああ、内藤君もお疲れ。よく頑張ったね。 内藤:もう、石井先生の鋭いコメントには、冷や汗でしたよ。 清水:そうね。でも、まあ、初めての発表にしては上出来だったんじゃない? 内藤:そおっすか。あ、で、あの、来週の打ち上げコンパなんですけど。 清水:うん。 内藤:ほら、駅の北側にタイ料理の店、オープンしたじゃないですか。 清水:ああ。 内藤:あそこ、けっこういいと思うんですけど。先輩どうですかねえ。 清水:うん、個人的にはね、OKなんだけど、石井先生、ああいうの、だめなんだ。 内藤:あ、ええ?そうなんっすか。 清水:うん、なんかね、匂いが強い料理は食べられないみたい。だから、エスニックは全部はずしてんの。 内藤:あ、じゃ、インドもだめ? 清水:うん。たぶんね。2年前の打ち上げでさ、そのときは、ベトナム料理だったんだけど、結局ほとんど食べなかったし。なんか、中華は好きみたいだけどね。 内藤:じ...